曲目解説集

「ルスランとルドミラ」序曲 曲目解説

ミカイル グリンカ (1804−1857)

「ルスランとルドミラ」序曲 (1842年初演)

ルスランはじめ3人の求婚者の目の前からルドミラ姫は妖術使いに誘拐され、眠らされる。 彼女を救おうと懸命に魔法の指輪を持って駆けつける若きルスラン、愛の第2主題、トロンボーンなど低音楽器による不気味な主題(魔力を象徴する全音階に基く)が、駆け抜けるような情熱で繰り広げられる。 オペラはグリンカの友人でもあった文豪プーシキンの作品が原作で、現在はウクライナ首都のキエフが舞台である。

2007年1月26日セントラル愛知交響楽団定期演奏会のプログラムの曲目解説として書かれたものです。


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