グテレスはコスタリカ作曲界の重鎮。米国ボストンのニューイングランド音楽院でピアノ、作曲を学びコスタリカに帰国。23歳のときにこの曲を書いた。ゆっくりとしたテンポのなか、主題が即興というよりは変奏曲のように繰り返し環ってくる。孤独、衝動、希求などの感情が、高い純度で表現されている。
2006年5月19日セントラル愛知交響楽団定期演奏会のプログラムの曲目解説として書かれたものです。